1496:iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF(H有)


おつかれさまです。ためネコです🐱
今回のテーマは″1496:iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF(H有)″です。
海外優良企業の社債に投資する債権ETFとなります。
【1496】iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF(H有)徹底解説!為替ヘッジ付きで安心の米国社債投資
「米国の高金利と、円安…両方享受したいけど、為替変動が怖い…」そんな悩みを抱えていませんか?
今日の記事では、そんな日本の投資家のために設計された画期的なETF、1496:iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF(為替ヘッジあり)を徹底的にご紹介します。
このETFは、安定志向の投資家の方や、ポートフォリオの分散を図りたい方に特におすすめできる商品です。
1. 【1496】ってどんなETF?一目でわかる基本情報
まず、【1496】の基本情報を確認しましょう。

(情報は2025年9月末時点のデータに基づきます。最新の情報は運用会社や取引所のウェブサイトでご確認ください。)
この表で最も重要なのが、「米ドル建て」の社債に投資するにもかかわらず、「為替ヘッジあり」で「日本円」で東証に上場している点です。これは、日本の投資家にとって非常に大きなメリットとなります。
2. 【1496】の最大の魅力:為替ヘッジによる安定性
なぜこのETFが注目されるのでしょうか?その魅力1つは「為替ヘッジ」にあります。
(1) 為替変動リスクの低減
米ドル建ての資産に投資する際、基準価額は「債券価格の変動」と「為替レートの変動」の2つの要因で決まります。特に円安局面が続くと、将来的に円高に反転した際、為替差損が発生するリスクが無視できません。
【1496】は、原則として為替ヘッジを行うことで、この為替変動リスクの低減を目指します。これにより、社債そのものの利回りや価格変動に集中して投資判断を下すことが可能になります。
(2) 日本株感覚で米国の優良社債へ投資
東証に上場しており、日本円で取引できるため、日本の株式と同じように手軽に売買できます。海外ETFのように外国株口座を開設する必要もなく、時間帯も日本時間で取引可能です。これは、初心者の方や、普段から日本株を取引している方にとって非常に便利です。
(3) 投資対象は「投資適格社債」
投資対象は、格付け機関から高い信用力(投資適格)が認められた米ドル建ての社債です。信用リスクは低いとは言えませんが、高利回りのハイ・イールド債券と比較すると、デフォルト(債務不履行)リスクは相対的に低いとされています。企業が発行する債券に幅広く分散投資することで、特定の企業リスクを回避しています。
3. 理解しておくべきデメリットと留意点
魅力的な【1496】ですが、投資には必ず留意点があります。
(1) ヘッジコストの存在
為替ヘッジを行うには「コスト」がかかります。一般的に、ヘッジ対象の外貨(米ドル)の金利が円の金利よりも高い場合、その金利差に相当する分がヘッジコストとして発生し、ファンドのパフォーマンスを押し下げる要因となります。現在の金利環境では、このコストが分配金利回りを相殺する可能性も考慮する必要があります。
(2) 債券価格の変動リスク
ヘッジで為替リスクは低減できても、社債の価格変動リスクは残ります。特に、米国の政策金利や市場金利が上昇する局面では、一般的に債券価格は下落する傾向があります。
(3) 外貨建資産への間接投資
あくまで「外貨建資産」への投資であるため、日本の国債などと比較すると、金利の変動要因は米国市場の影響を強く受けます。
4. 【1496】の賢い活用法
【1496】はどのような投資戦略に適しているでしょうか?
(1) ポートフォリオの分散役として
株式市場の変動に左右されにくい債券をポートフォリオに組み入れることで、全体のリスクを分散できます。特に、米国の投資適格社債は質が高いと評価されており、分散効果が期待できます。
(2) 為替を気にせず金利収入を得たい方に
「米国の高金利は魅力的だけど、円高に戻るリスクは避けたい」という方には最適です。ヘッジコストはかかるものの、米ドル金利水準を反映した安定的なインカムゲイン(分配金)に期待できます。
(3) 新NISAの成長投資枠で効率的に
2024年から始まった新NISAの「成長投資枠」の対象です。分配金(インカムゲイン)が非課税になるため、税制優遇を活用して効率的な資産形成を目指せます。
5. まとめ
1496:iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF(為替ヘッジあり)は、為替変動リスクを抑えながら、米国の優良な投資適格社債に手軽に投資できる、日本の投資家にとって非常に魅力的な商品です。
安定的なインカムゲインの確保、ポートフォリオの分散、そして新NISAの活用など、様々な目的でその真価を発揮するでしょう。
ただし、為替ヘッジコストや金利上昇による債券価格下落リスクは理解した上で、ご自身の投資目的に合わせて活用してくださいね。
皆さんの資産形成の一助となれば幸いです。
免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、特定の金融商品の勧誘や投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

リスクの異なる様々なアセットを組み合わせて、安定的なリターンを狙いましょう。
それでは、また🐱
