G-TWFM89DS2W 1497:​iシェアーズ 米ドル建ハイイールド社債ETF(H有)
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1497:​iシェアーズ 米ドル建ハイイールド社債ETF(H有)

1497:​iシェアーズ 米ドル建ハイイールド社債ETF(H有)
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おつかれさまです。ためネコです🐱
今回のテーマは″1497:​iシェアーズ 米ドル建ハイイールド社債ETF(H有)″です。

​概要と基本情報

1497:iシェアーズ 米ドル建ハイイールド社債ETF(H有)は、日本の投資家にとって、手軽に米ドル建てハイイールド社債市場へアクセスできる魅力的な選択肢です。

投資対象

​本ETFが組み入れるのは、主に米ドル建てで発行され、信用格付けが投資適格級未満(ジャンク債)とされるハイイールド社債です。ハイイールド社債は、一般的に格付けが高い社債(投資適格債)に比べて信用リスクは高いものの、その分高い利回りを提供します。

​「H有」=為替ヘッジありとは?

​「(H有)」とは為替ヘッジありを意味します。これは、米ドル建て資産に投資しつつも、円高や円安といった為替レートの変動による基準価額への影響を極力抑えることを目的としています。為替ヘッジを行うことで、為替リスクを低減できますが、ヘッジコスト(費用)が発生します。

​投資の魅力:なぜ1497を選ぶのか?

​本ETFは、日本の投資家にとって以下のような魅力があります。

​1. 高水準の分配金利回り期待

​投資対象であるハイイールド社債は、高い信用リスクの対価として、比較的高いクーポン(利子)を設定しています。これにより、本ETFは高水準の分配金利回りを提供できる可能性があります。定期的なキャッシュフローを重視する投資家にとって大きな魅力となります。

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比較的落ち着いた値動きと、6%近い高利回りが魅力です。

​2. 少額から国際分散投資が可能

​本ETFは日本の証券取引所に上場しているため、日本の株式と同じように円貨で取引できます。これにより、個別の米ドル建て社債を購入するよりも少額から、米国のハイイールド社債市場という国際的な資産クラスに手軽に分散投資が可能です。

​3. 為替リスクの低減効果

​「(H有)」の仕組みにより、米ドル資産への投資でありながら、為替変動による基準価額への影響を抑えることができます。為替リスクを懸念する投資家や、円高局面での投資を検討する投資家にとって有利です。

​4. 株式と異なる値動きによる分散効果

​社債は株式とは異なる要因で価格が変動することが多く、株式との相関性が比較的低い傾向があります。本ETFをポートフォリオに組み入れることで、資産クラスの分散を図り、全体のリスク・リターン特性の改善に役立つ可能性があります。

​投資の主なリスク:知っておくべきこと

​魅力的なリターンが期待できる一方で、本ETFにはいくつかの重要なリスクが存在します。

​1. 信用リスク(デフォルトリスク)

​最大の懸念は信用リスクです。ハイイールド社債は投資適格未満の格付けであり、発行体の財務状況が悪化し、利払いや償還ができなくなる(デフォルト)リスクが高いです。デフォルトが発生した場合、ETFの基準価額は大きく下落します。景気後退期には、このリスクが高まる傾向があります。

​2. 金利変動リスク

​債券価格は金利の変動と逆の動きをします。市場金利が上昇すると、既に発行されている債券の価格は一般的に下落します。本ETFは債券に投資するため、金利上昇局面では基準価額が下落する可能性があります。

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今後の利下げ局面で値上がり益も期待できます!

​3. 為替ヘッジコスト

​為替リスクを低減する「(H有)」の仕組みですが、これにはコスト(費用)がかかります。特に日米の金利差が大きい場合、ヘッジコストも大きくなり、ETFのリターンを押し下げる要因となります。金利差が拡大すると、ヘッジ効果があってもリターンが悪化する可能性があります。

​4. 分配金の変動リスク

​分配金は、組入社債の利金収入や為替ヘッジコスト、信託報酬などを差し引いた上で支払われます。組入社債のデフォルトや利回り水準の変動、為替ヘッジコストの増減などにより、分配金水準は変動し、将来の分配金が保証されているわけではありません。

​投資を検討する際のポイント

​本ETFへの投資を検討する際は、以下の点を考慮しましょう。

  • 高リスク・ハイリターン特性の理解: ハイイールド債は高リスク・高リターンの資産です。投資目標リスク許容度に見合っているかを確認しましょう。
  • 米国の景気動向と金利政策: 組入資産は米国企業が発行するものが中心です。米国の景気動向FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策は、ハイイールド社債市場に大きな影響を与えます。
  • 為替ヘッジの有効性: 為替ヘッジは万能ではありません。ヘッジコストはリターンに影響します。今後の日米金利差の動向も視野に入れて判断する必要があります。

​まとめ

1497:​iシェアーズ 米ドル建ハイイールド社債ETF(H有)は、高い分配金利回りを期待しつつ、為替リスクを抑えて米国のハイイールド社債市場にアクセスしたい投資家にとって魅力的なツールです。しかし、高い信用リスク金利変動リスク、そしてヘッジコストといったリスクを十分に理解し、分散投資の一環として慎重に検討することが重要です。

免責事項

本記事は情報提供のみを目的としており、特定の金融商品の勧誘や投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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分配金は再投資するのがセオリーですが、好きに使うのも良い選択だと思います。適度に楽しむことも長期投資継続には重要なので。
それでは、また🐱

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